「部落差別は解消された」のか?

1960年代に部落差別をなくす取り組みが要求され、特別措置法が制定されてからは、どんどん差別が減少してきていたが、その法的措置が期限切れを迎えてからは、また差別が増加しだしたのです。人の心だけに任せていては、無理なことが多いというのは情けない限りです。しかし、現実にそのような状況があるのですから、法的措置が必要なのは当然でしょう。特に近年、格差社会と言われて久しい。格差が進むと、やはり、社会の底辺で差別を被る人が、より一層苦しくなる。このような社会を変容させなければ、本当の繁栄はありえないと思われます。
 まだまだ差別があるのに、「部落差別は解消された」という人たちが出てきたため、積極的に差別をなくすことをしなくなったともいわれています。差別の現実を見ないで、机上の空論で「差別はもうない」と勝手に言い切る人たちには、ぜひ、フィールドワークなどを通じて、差別の実態を目の当たりにしてほしいということで、不定期ながら、計画し案内をしています。希望があれば、ご連絡ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です