2022年度姫路市立花田公民館での人権講演会の感想文


とても大切で貴重なお話と機会をありがとうございました。学ぶ事は「心が負けないため」子どもたちに強い武器を与えることができるように今後も努力を続けます。


予測困難な時代において、これまでの「教師が教える」授業から「子どもが学ぶ」事業へとシフトチェンジしている。それには、教師の意識改革が求められている。本日、大垣先生のお話を聞いて、同和問題を「教える」のではなく「共に考える」姿勢を再確認することができました。この姿勢は私たち教師が今一度大切にしなければならないと強く感じました。ありがとうございました。


全く知らない野球の顧問、一緒に練習をしてくれる先生に子供たちはどんなにうれしかっただろうと思いました。そんな先生だからこそカミングアウトできたのだろうと思います。近くの工場の機械がそんなに危険なものとは知らなかった亡くなった方がいると言う事は怪我をされたようなことも多いのではある野球のボール、オリンピックで使われてすごい。最近は靴の革やバックの革、服の革など有名ブランドからも受注があると聞きますすばらしい。カミングアウト…土台ができていないのにすることができない。自己実現に役立てること。人権を考えるし、いろいろな授業で人権教育はできる。人生の中で勉強する事は闘いの武器を持つこと。何かの差別を受けたとき役に立つ。共に考えることが大切。ありがとうございました。


授業や普段の生活で人権の視点を持ち、子供たちと接することの大切さが改めてわかりました。友達に対する言葉遣いや、仲間外れ、名前をからかうなど、日常の「えっ」と思うことを指導している時は、日々、必死でかかわっているのですが、こういったお話を聞く機会があることで、普段の自分を振り返ることができました。
面白がらず、相手を大切にした接し方ができるよう、これからも子どもたちと一日一日大切に過ごしたいと思いました。
今日はありがとうございました。


大垣先生、
今日まで部落差別問題について、ぼんやりとしか分かっていなかった。それは本や教科書の中でしか学べなかったからだ。しかし、今日、大垣さんの大変な思いやお話を聞いて、ぼんやりしていたものが少し明確になったと思う。すごく具体的だった。一番印象に残ったのは「部落産業の誇り」だ。たしかに実態として、社会的にハンディがあったり、根強い差別意識がいまだにあったりしている。しかし、それらに屈せず、地域に誇りを持って取り組まれているところに心を打たれた。これからは自分も教師として、部落差別をなくすことや、人権意識を高められるように、子どもと関わっていきたいと思う。
具体的には
・学校生活全体で常に人権を大切にする意識を持たせる言葉がけ。
・社会科や道徳など人権と関わりの深い教科、授業の準備を大切にする。
・外国にルーツを持つ子への理解。
子どもと一緒になって問題を考えていきたい。知らず知らずに差別に加担しないためにも正しい知識を身につけさせたい。きょうはありがとうございました。


多様性を認め合える社会環境を作るのは小さな自分自身が大きな力になることを知らされました。正しい知識を学び、共に考え、不合理に気づき、不合理と戦うことのできる力をつけていきたいと再認識させられる学習会でした。本当にありがとうございました。


差別と闘ってきた人の生の言葉は口調は穏やかでも心を打つものがありました。勉強する事は差別やいじめに対する「闘いの武器」を手に入れることだ。この言葉が印象的でした改めて人権を大切に毎日を生活しようと思いました。ありがとうございました。


子ども時代は姫路=ガラが悪いと言うのが普通であった。大学時代でも(大阪にいましたが)姫路=ガラが悪いと言うのはあった。言われることも多かった。幼少の頃はあまりよくわかっていなかったが、野里から京口の辺りを通ると匂いが違うと感じていて、その頃は比較産業のことも知らずでした。大人になり様々な学校勤務の中で同和教育を考えると、まだまだ困難な問題を考えられている差別をなくすためにどう私たちは向き合うべきか、花田小には多文化(ベトナム籍、中国籍、etc)も多く、新しい住宅もどんどん増えている現状。ここで生活していく人もあれば、別のところで生きていく人、一人一人が自分の考えをしっかり持ち、差別なく個人の考え方を一緒に寄り添って受け止め考えながら子どもたちには自信を持って生活してほしいと願う。自分自身も少しずつでも人権教育にもっと勉強していこうと思います。本日はありがとうございました。


同和問題をするから荒れる→おかしい。教師は子どもたちの口からカミングアウトできる環境づくりをする。部落差別をなくすために取り組むことが他の差別をなくすことにもつながる。各授業で人権教育。勉強することが「闘いの武器」につながる。同和教育を学び、子どもたちとともに考えることで、勇気と元気が出てくる。子どもたちから勇気と元気をもらって仕事をしている。「寝た子を起こすな」は差別を温存する。自分の立場をしっかりと把握させ、何をすべきかを共に考える。他人の人権を守ることは自分の人権を守ることになる。教師は上から目線ではなく、常に対等な立場で考え行動する。みんな同じでないといけないという発想には差別が潜んでいる。(個性の尊重)

現地研修会

                            2021年8月5日(木)

姫路市立香寺中学校職員研修会

 食肉センター・皮革工場・T町とT地区のフィールドワーク

 午前8時30分に食肉センターに集合した一行34人は、冷房の良く効いたセリ室で、ビデオによる事前研修を受け、センター内を案内していただきました。食肉センターを初めて見学する人が多かった。新鮮さと驚きで興奮気味だった。その後、硬式野球用ボールの革を製造している工場に移動。原皮から製品(半裁革)になるまでの工場を見て回ったのです。この工場で製造される革は、日本では高校野球の大半、プロ野球の一部で使用されているものです。韓国プロ野球の正式公認球にも使用されている。その後、皮革工場が多数ある町内を見て歩き、お寺の境内に掘られている「太閤井戸」を見ました。そして、皮革元祖「聖」の神様をお祀りしている神社に移動し、本殿の上に掲げられている看板「皮革元祖 〇〇神社」を見た。続いて、自治会の墓地公園に行き、この位置が姫路城の裏鬼門にあたることを知る。町内にできているベトナム人のコミュニティーにもなっている寺院を見た。そしてもう一つのフィールドであるT地区に移動した。そこは地場産業のない地域だが、急傾斜危険地域に神社があったのを移設した話を聞き、実際に見に行った。最後に、案内人二人から、見て回った所について、詳しい説明があり、参加者に理解を求めた。

 この研修会には、香寺中学校の職員だけではなく、香呂小学校・中寺小学校・香呂南小学校・船場小学校の職員、そして姫路市教育委員会人権教育課の指導主事までも参加してくれていた。

参加者の感想文

A

 本日は研修をありがとうございました。食肉センターでは、食品を扱う立場としての徹底した衛生管理と、命を扱う産業として無駄な部分をなくし、隅々まで活用する工夫を見て、感じ取ることができたと思います。また職員の多くが部落の出身と聞き驚きました。業種についての差別等は、薄れていると思い込みがあったので、現実の状況を知ることができとても有意義な見学となりました。T町、T地区のフィールドワークではその地域の特色を感じることができました。S地区に勤めていたことがあり、T町の街並みや工場の様子を見て、通じる部分を見ることができました。見て、感じる研修ができました。改めてありがとうございました。

B

 ある方がおっしゃった、「人権教育とは自分を守るためにあるものだ」という言葉が、今回のフィールドワークを通して、自分の中でストンと入ってきたと感じました。私自身、幼少期から隣保館やコミュニティーセンターにて友人と学習することを、何の自覚もなく行っていました。自分の生活経験の中で部落差別に関する意識が乏しく、教員になって新たに知ること、幼少期の経験が今になってつながることとなりました。もしこのようなフィールドワークに参加していなければ、「寝た子を起こすな」の考え方のまま過ごしてしまっていたかもしれないと思います。自分たちの生活環境を良くするために声を上げること、自分の地域の産業に誇りを持つこと。「自分たちの命、生活を守るため」というような考え方も育めるような教育者になりたいと感じました。

C

 学生時代から部落差別について、総合や道徳の時間を使って講話を聞いたり、動画を観たりして学ぶ機会が多くあった。歴史やどんな差別があったのかについて学んでいたが、これらは「昔のことだ」と思っていた。また私自身、昨年まで愛知県で教員をやっていたため、部落差別について学ぶ機会もなかった。本年度からこの地域で教員をさせていただくことになり、また、部落差別に触れることが多くなっているが、今だに「昔のことだ」という印象があった。しかし、今日の研修を受けて、部落差別はまだ存在する。差別がないと思っているのはそれを見ようとしていないだけだと言うことに気づいた。子どもたちに部落差別を教えるためには私自身もっと学ばなければいけないと強く感じた。実際に見て、ふれて、においを感じることでしか学ぶことができないことを今日学ぶことができた。一日研修ありがとうございました。

D

 私はたつのに住んでおり、皮革工場や新宮の食肉センターなど学生の頃に見学してきました。今回、新しい食肉センターを見学させていただき、時代は変わったなぁと思いました。システム化された清潔な環境で処理されていたので驚きました。昔と今では変化していることに安心をしました。その反面、T町のフィールドワーク、T地区のフィールドワークで町を歩くと、まだまだ改善しなければならないことが実感できました。差別はダメという事は、ほとんどの人が思っている事だと思いますが、知らず知らずのうちに行っている行動が差別になっているんだと改めて感じ、実際に足を運び、考えることで少しでも自分の考えを改め、生徒たちに還元できたらと思います。暑い中、本当にありがとうございました。

E

 正直、同和問題や部落に関する事は中学校で少しふれただけで、ほとんど関わっていませんでした。私も差別なんてあるのだろうかと思う1人でした。今日実際に様々な場所へ行って、自分の目で見ていろんなことを考えました。食肉センターで働く人々はどうやってここで働くことになったのか。T町、T地区で環境が改善されていないのはなぜか。私がこれまで考えてなかった差別の形が見えてきたように感じました。これからどんなことを自分がすべきか、まだはっきりしていませんが、まだわからないことが多くあるのでいろんな視点から見ていきたいなと思います。無知は罪と言うように知らないことが1番はダメだと思えた一日でした。本日はありがとうございました。

F

 今日は一日ありがとうございました。長く勤めて(多分きょう参加の誰よりも)、今までにこのようなフィールドワークに参加したことがなかったので、はじめての体験でした。まず食肉センター、最新のハイテク機器を使って、大量の牛が次々と流れ作業で解体されていくのは驚きでした。でも正直、気絶させられた牛が片足つるされてくるところからだったので少し衝撃でした。皆さん大変きつい仕事を手際よくされていたので感心しました。皮革工場は3Kとマイナスのイメージが強かったのですが、プロ野球や高校野球のボールの皮のほとんどを作っていること、それを地区の人たちが誇りに思っておられることを知り、とても新鮮でイメージが変わりました。T町の中は道が狭く、古い壊れた小屋や焼けた家、無人になった家屋が多く、虚しい気持ちになりました。T地区は、家屋は普通の町村と変わりないと思っていたのですが、山のすぐ下のがけ崩れや土砂災害、水害の危険の度合いが高いところに住居や昔の神社が作られていることがわかり、複雑な気持ちになりました。今日一日、今まで知っているつもり(?)で、知らなかった多くのことがわかり、実際にこの目で見ることができて、貴重な体験ができました。もっともっと勉強しなければいけないと思います。ありがとうございました。

G

 牛の解体やT町の皮革など、以前より興味のあった内容を実際に見ることができ、とても貴重な体験ができました。また皮革産業に関するT町の方々の、自らの職に対する誇り、プライドも知ることができました。我々の生活を支えている仕事、それを今日体験した内容をもとに生徒に伝えたいと思います。

H

 今回、初めて食肉センター、T町のフィールドワークに参加させていただき、実態を掴みやすかったです。T町にある工場が次々と新しくなり機械化されているのではと想像していた通りだったのだと感じました。発展していく部分と後退する部分の混在も気になりました。食肉センターの立派なのにも驚きました。見学することで命をいただいていることを感じずにはおれませんでした。T地区のフィールドワークには22年ぶりでした。記憶が薄れていますが、建物が変わってしまっていたり、手が入らないままになっているところもあるように思いました。その当時の解放学級はその意義をよくわかっている生徒たちだったように思いますが、B先生のお話の中に一度閉めたこともあると聞き、どの地区においても起こりうる課題なのだということがよくわかりました。考える機会を与えていただきありがとうございました。

I

・心に残った言葉として「差別とは主観を超えた客観である」「目で見た体感する実態調査のみで終わると差別の再生産になってしまう」「解放学級に関して、地域、学校、保護者の連携のあり方を見直し、自分の子だけの問題でなく、地域の子どもとして捉え直すことが大事」 ・実際に地域を歩き、自分の目で見聞きする事は、自分の理解を深める意味で有効な手段として今後も活用していきたい。 ・問題解決に向けて、教育の果たす役割は非常に大きい。差別の継承を防ぐには、教育が大事。教育により「気づき」の機会が増え、意識の変革につなげていくことが重要であると考えます。 ・知らないことがたくさんあり、もっと勉強したいと思います。「無知は罪」として知る・勉強する意欲・熱意を持ち続けたいです。

J

 今日の研修会、とても楽しみにしていました。貴重な学びの機会を作っていただき本当にありがとうございます。私はこの4月に管外より転入してきました。お恥ずかしながら、前市では、部落差別・人権に関する研修や、そもそも職員室で「人権」というワードが出てくる事はあまりありませんでした。K中学校に着任し、A校長が日ごろから、「なぜ?」「どうする?」と問いかけてくださるので、これまでの勉強不足を埋めるかのように4月から過ごしてきました。今回フィールドワークで直接的な体験を五感を通してさせていただき、感覚的にも知識的にも学びが深まりました。正直身近で差別に感じる事はなかったのですが、こうして、食肉センター、皮革で働かれている方の居住地、ある場所の事、街中を歩き、道路や家屋等の状態を見て、事実が分かりました。これまで見ていない、見ようとしなかったから、見えなかっただけなのだと、無知である自分にも気づけました。そして、教師の役割の大きさ、責務を強く感じました。生徒と関わる教師が、真実を知ること、知ろうとすることが、差別や誤った理解を生まないためにも必要です。生徒に教える、伝える教師の姿勢の重要性を感じましたので、これから学び続けようと思います。本当にありがとうございました。

K

 本日はお忙しい中ご指導いただきましてありがとうございました。実際にフィールドワークをして、見て感じて生の声を聞くことがどれだけ大切なのか分かりました。近年オンラインが主流を占めていますが、人の力が感じられた研修でした。ありがとうございました。

L

 初めて知ることがたくさんあり、安易にアウティングしてはいけないことを思いました。教師として、生徒に何を伝えているか、よく吟味して、2学期からの授業に活かしていきたいです。普段の生活では足を止めて見学することができないところばかりだったので、本日このような機会をいただいたことに感謝します。ありがとうございました。

M

 案内してくださった両先生、本日は本当にありがとうございました。若い先生が増える中、同和問題への取り組みに不安と焦りを感じています。そんな中、自分なりに学校でも「仲間を増やす」を目標にやっています。今日は参加してくれた先生とまた「仲間を増やす」ためにがんばります。

N

 本日の人権研修会で、部落問題を見る目が養われたように思う。人権教育に対して、同和教育というものがどういったものか分からずにいた。しかし、フィールドワークに行くことで、被差別部落の様子を見て道や建物の整備が行き届いていないことがよくわかった。今でこの状態なら当時は。皮革産業についても今も部落とのつながりが全国的に強いことがわかった。誇りを持って働いている方が多く、外国の方々でも受け入れられ、たくさんの人たちが救われているように思った。普通に生活しているだけでは見えない部落問題についても考えていくようにしたい。

O

 私の住んでいる地域(小中学校)にもベトナム人の同級生が多数おり、中には今回見学に生かしていただいた皮革工場の近くに住んでいる者もいます。フィールドワークを通して、様々な背景がある中で生活をしていても、毎日、明るく前向きに強く生きていたのかと思うと自分自身も教師としてできる事は何かをしっかりと考えていきたい。

P

 私は同和問題についてあまり知りませんでした。部落差別が昔からあるというのは知っていましたが、実際にその地区を訪れること、食肉センターや皮革工場を見学させていただくのは初めてだったので、とても貴重な経験をさせていただきました。兵庫県の名品である神戸牛や硬式野球ボールが、この姫路で生まれていることが誇らしく、また働いておられる方々の姿を近くで見せていただくことができて、子どもに教える立場の教師として同和教育をするときには今日の経験を生かして指導ができるようにしたいです。貴重な経験をありがとうございました。

Q

 フィールドワークに参加させていただき本当によかった。私の住んでいる地域にも地区があります。今日教えてもらったように山と川に挟まれた地域です。祭りも自分たちだけでしています。昔は解放学級もありました。ただ私の友達は、実家の近くに家を建てて住んでいます。「地区だから!」と言う意識はお互いなく付き合っています。お互いの子どもも同級生で仲良しです。産業があるわけでもないですが、新しい家もたくさん立ち、地区だというのが薄れています。T町、T地区を見させてもらい、危険なところがあり、道が狭く住みにくい場所がまだあり、びっくりした。現場を見ることができたのはすごく勉強になった。これからの教育に必ず生かしていきたいと思う。

R

 私は姫路で育ちましたが、今まで同和地区とあまり関わることのない人生を送っていました。今日のフィールドワークを経験して、多くの考えや知識を得ることができました。(そこに差別がある、だから差別されている)という考えよりも、差別を解決するために何ができるのかを考えることが大切。そのために、歴史をよく勉強し、これからの未来を考える。また、差別されている人と一緒に考え、行動することが大切だとわかりました。これからも、姫路の同和問題に対する教員の役割は重要だと考えます。

S

 今日は貴重な勉強の機会に参加させていただくことができ、ありがとうございました。見学させていただいたところ、やはり、実際に事実を把握すると言う意味でとても勉強になりました。お二人の講師の先生のお話も素晴らしかったです。どうもありがとうございました。教育の力、教師の力、大切だなと思いました。これからも頑張っていきたいと思います。

T

 貴重な体験をさせていただいたと思います。食肉センターでは危険を伴う作業もあるけれど、世界へ輸出する大規模な施設があり、しっかり働く人々の力強さを感じました。そこでは外国人、地区の人々がほとんど働かれているということは少し驚きました。T町の工場では実際、皮を加工して野球ボール革を作っている様子を見せていただきました。日本でもかなりのシェアを占めており、手作業の素晴らしい産業だと思います。誇りを持って地域の方々が描く産業をもり立てておられるのを感じました。T地区では産業では特になくても、その分教育に力を入れておられ、桃花交流館を中心に活動を続けておられることがわかりました。

U

 T町とT地区を散策し、被差別の現実に触れることができました。道路の状態や土砂崩れが起きそうな箇所を見ることで、まだまだ解消できていないと言う実態を目にしました。講師の両先生のお話や説明もわかりやすく、貴重な時間を過ごすことができました。今日は勤務校からの参加が3名だけでしたが他の教職員にも広め機会があれば同じように検証くれると良いと思います。

V

 今日は一日勉強させていただきありがとうございました。食肉センターでは、身近でありながら中のことをあまり知っていなかったので本当に勉強になりました。ガイドをしてくださった方が「命をいただいている」ということを話しておられました。牛の体全体で無駄にするところがないことも教えてくださいました。そして、その後のT町で行ったフィールドワーク、皮革工場見学は食肉センターからのつながりがよくわかりました。そしてT地区では神社の移設が生活環境の実態(急傾斜地)を表していることもよくわかりました。前に学習したことがある内容とはまた異なり、目で見せてもらうことの大切さを感じました。教育に関わる立場として、そのような真の姿に目を向けないといけないと思います。本校からは3名参加させてもらいましたが、校内研修で伝えていきます。本当にありがとうございました。

W

 自分の目で見て、実際に感じることができる機会をいただけたことは、ありがたかった。食肉センターは、日本で1、2を争う施設として開設されていた。食肉産業と部落差別の問題、皮革と部落差別の問題、現実を見て歩いてみて、お話を聞いて考えていけてよかった。「今、自分に何ができるのか」小学校でも子どもたちにこのことで人権教育をすすめています。

X

Sorry. I can only write in English. I come from a country with a lot of different discrimination, such as racial and class based religion. We are often taught that Japan is essentially homogenous and without discrimination.

 However I learned a lot through this fieldwork. For one, I learned about the existence of the Buraku people. I leaned that Buraku people were considered unclear due to association with “unclean” professions such as slaughter and tanning. Even though most non-Buraku people benefitted from their work, utilizing meat and leather, the Buraku themselves were discriminated against. I leaned the Buraku people are not a different race and do not speak a different language than other Japanese people, which is why many demographics in other countries experience discrimination. In fact, people can unknowingly move into Buraku neighborhoods and become Buraku. Ever though these communities may produce some of the most in demand products for example, Kobe-Beef and baseball, they still suffer from a physically manifested discrimination, while people may claim discrimination isn’t a problem in Japan, it’s easy to see through unmaintained buildings, roads, and ways that Buraku are still discriminated against. Now teaches can help dismantle this discrimination by teaching about the history of it.

“It would be a great pleasure if we could play a role in creating an equal society.”

 As I am a foreigner to Japan, but interested in learning as much as possible about this place and its culture. I lament how education about this topic is essentially only in Japanese. Of course, I understand why I would like to offer to help translate materials into English in order to help other English-speaking foreigners and immigrants learn about this. I think that English would help you access even more people interested in helping to fight against this discrimination.  Thank you for leading us.

(和訳)

 すみません。私は英語でしか書くことができません。私は、人種や階級に基づく宗教など、さまざまな差別のある国から来ました。日本は本質的に平等で差別がないということをよく教えられます。 しかし、私はこのフィールドワークを通して多くのことを学びました。一つには、部落民の存在を知りました。食肉や皮なめしなどの職業との関連から、部落の人々は不平等であると考えられていると私は感じました。部落以外の人々のほとんどはその仕事の恩恵を受けて、肉を食べ革を使っていますが、部落自身は差別されていました。私は部落の人々は他の日本人と同じ人種であり、異なる言語を話さないことを知りました。それなのに、その多くの人々は差別を経験しています。実際、人々は無意識のうちに部落地区に引っ越して、部落民になることができます。これらのコミュニティは、神戸牛や野球など、最も需要の高い製品のいくつかを生産していますが、それでも明らかな差別に苦しんでいます。部落が今なお差別されています。建物、道路、道。今教えている人は、その歴史について教えることによって、この差別を解消するために協力することができます。 「私たちが平等な社会を作るために役割を果たすことができれば、それは大きな喜びです」 私は日本へ来た外国人ですが、この場所とその文化についてできるだけ学びたいと思っています。このトピックについての教育が本質的に日本語だけであることに私は嘆きます。もちろん、他の英語を話す外国人や移民がこれについて学ぶのを助けるために、私が資料を英語に翻訳するのを手伝うことを申し出たいと思っています。英語は、この差別と闘うことに関心のある多くの人々に伝えるのに役立つと思います。ご指導していただきありがとうございました。

あとがき

 案内人2名を除く32名の参加者のうち、7名が午前中で帰らざるを得ず、感想文は以上の分となりました。最後にアメリカ人ALTの英語による感想文があります。非常に良い感覚で理解されていることに、うれしさとともに感謝の念が湧いています。ただ、あまりにも流暢な英文なので、データ化するのに手間取りました。完成に時間がかかりすぎたこと、一部和訳に意訳している部分があることを申し添えて、お詫びいたします。

世界中で人権の危機

 先日来、ミャンマーでは軍事クーデターが発生し、民主主義の危機を感じる国民に対して殺戮を繰り返す軍隊が主権を握っている。中国では香港の民主化を唱える市民を弾圧し、中国政府に異を唱える人が立候補できない法制度にしてしまった。アメリカでは黒人に対して、過度の暴力で死に至らしめた警官が無罪になるという暴挙がまかり通っている。まさに人権をないがしろにする風潮がまかり通っている。コロナ禍の日本でも、感染者や医療従事者への差別が後を絶たない。今なぜ、このような状況になってしまったのでしょうか。非常に恐ろしい状況である。しかしながら、逆にこのような状況を危惧し、人権侵害に物申す人も続々と出てきていることで、勇気をもらっている人も増えてきているのも事実である。大坂なおみさんや錦織圭さんなども人権侵害に対して毅然とした態度を表明している。私たちは正しい判断をし、勇気を出して、人権を守ろうとしている人を応援することで、悪い風潮を正していきたいものだ。

 もしも自分が差別を被ったり、人権を侵されたらどうなのかということを真剣に考え、正しい判断で動いている人を応援し、自らも声を上げていこう。これまでに差別と闘ってきた歴史を再確認し、その方法論なども学習し、時間をかけてでも是正していく必要がある。ぜひ、多くの方々の英知を結集し、人権を守っていこう。

2021年の始まりに思うこと

 いよいよ2021年が始まりました。昨年はコロナ禍で大変な一年となってしまいましたが、今年もコロナ禍が続いています。というよりは、より一層深刻な状況になっています。感染者が爆発的に増加し、医療崩壊もあるのではないかともささやかれています。私たちはこの困難な時期にいったい何をどうして生きていけばいいのか、深刻に考えてしまいます。特に問題なのはコロナ禍に関連して重大な人権侵害が起きているということです。PCR検査が陽性となった人への誹謗中傷、医療従事者への差別等。格差社会を招いた政治姿勢が国民感情と相まって、今回のコロナ禍による人権侵害を誘発しているとも言われています。今こそ、このような状況を打破すべく、人権を考える余裕を持ち、政治姿勢を軌道修正させていく多くの市民の力が必要です。私たちにできることは、物事は正しく理解し、憶測や感情だけでは動かないという姿勢を持つことです。そして、これまで培ってきた人権意識・人権教育の神髄が発揮されるべき時が来たと認識しましょう。これまで多くの差別問題を考え、実践してきた取り組みを再確認し、その過程でどのようなことが起こり、どのような結果をもたらしているかを考えてみましょう。一人ひとりの命の大切さを学び、差別を許さないといった姿勢は、今こそ生かされるべきものだと思います。これまでの未解決の人権侵害にプラスしてコロナ禍差別が重なっています。私は関東大震災時の流言流布により、多くの朝鮮人が虐殺された事件が脳裏をかすめます。ぜひ、私たち皆さんの声でコロナ禍の人権侵害をなくし、早くコロナ禍が終息することを願っています。今年のテーマは、これまでの差別や人権侵害と共に、コロナ禍差別など新たな人権侵害も許さないということ気持ちを持つということです。

令和2年度 姫路地区私立学校人権教育協議会研修会

 2020年11月17日 T町・T地区フィールドワーク感想文集

硬式野球ボールの革を製造している工場

1•本日のフィールドワークを通して、実際に皮革工場地区を見学して、部落差別はその時の為政者、政府が人為的に作り出したものであり、その地域に住んでいる人はその作り出された差別に振り回されていたのだろうと思いました。「差別をなくそう」と言う言葉だけでは、なかなか差別はなくならないと言うのは、その通りであると思います。実際、お話にあった姫路市の意識調査結果で、部落差別をなくすよう働くべき人々が、「居住地区として同和地区を避ける」と多く答えていたように無意識のうちに自分が行っている差別に気づき、反省する意識を育てなくてはなかなか差別と言うものはなくならないのではないかと思います。フィールドワークで印象に残ったのは、大きなお寺でした。同和地区の人々が「生きている内には楽しみが少ないから、死後は極楽浄土に行けるように」と多く寄進していたと言うことが、とても胸に迫って感じられました。同和地区の人々に怖いイメージがあると言う回答が意識調査の中にありましたが、実際は死後の世界に願いを託し、信心深く、慎ましく生活をしていた私たちと変わらない人々なのだと感じました。そのように、知ったこと、学んだことを差別を無意識のうちにしてしまっている人に伝えることで、少しずつ人々の意識の中にある差別をなくす一助としていきたいと感じました。

T町内にある教福寺の扉に掲示されているもの

2•今日もありがとうございました。言いたいことが山のようにあります。フィールドワークで目で見て、耳で聞いて、心で感じることがたくさんありました。前回の(多分6.7年前)D先生のお話で印象に残っていたのが「姫路城を中心に同心円状に部落がある」と言うことでした。部落が先で、姫路城が後と考えたら、(男山ではなく姫山にしたのも)、部落の位置で姫路城の位置が決まったのかと驚きました。

 C先生のお話で、もともと自分はT町出身で、T地区に移ってきた理由をさらりと、でもこれからの部落のスラム化への懸念も考えながら、言われていて「そうだったのか」と納得しました。部落出身で教師になられた先生(友人)を何名か知っていますが、(かつて私が教師になった頃、37年前は〇〇先生は部落出身と教えてくれる人がいて、…)D先生やC先生のように「自分が部落出身で、この差別をなくしていかなあかん」と普通にさらっとおっしゃっている人はいません。私の知る限り、お二人だけです。ある1人の友人は、私は部落出身と打ち明けてくれたり、○○町の殺人? 事故現場がネットに上がり、中傷がひどかった時は「我慢できない」と連絡をくれました。私は37年前、大阪市内の部落産業のない同和教育推進校に勤めたこと、そこで解放学級の担当した時から、誰よりも自分は部落問題について、考え、憤りを持っていましたが、やはり当事者ではないから、ネットの書き込みがあったときは「あーひどいなぁ」くらいにしか思いませんでした。長く長く、人権担当させていただき勉強してきた私でもやはり当事者ではない、教員や子供たちにどうやったら同和問題が伝わるのか、まだまだ模索中です。またフィールドワークに参加したいです。ありがとうございました。

3•このたびは研修に参加させていただきまして、ありがとうございました。4月から兵庫県で教員をすることになり、知らない場所での人権教育について学びたいと思い、参加させていただきました。部落差別委員会、同和問題と言うと地域としては、狭いところに家が密集しており、小さな町工場で細々と仕事をしているような印象を持っていましたが、松崎さんの光工場を見学してこれだけ大規模な工場で多くの皮革製品を作っていることに驚きました。現在は廃業したり、縮小したりと工場が少なくなったと言う事でしたが、盛んに製品を作っている工場と同和地区が同じ所と言うことが新しい発見となりました。同和地区にも様々な環境があるのだと知りました。人権の問題を考えるとき、現在ではSNSで人が命を落とすなど新しい形の差別、人権問題が起きていることに心を痛めます。「差別に負けない誇りを持つ」と言う言葉をしっかり受け止めて、生徒には差別に負けない強い人になってほしいと思います今日はありがとうございました。明日からの生徒との関わりの中で、常に人権、差別を今まで以上に意識しながら生活していきます。

4•フィールドワークで実際に説明を受けながら歩いてみると、立派な人が建てられている理由(苦しい現世では希望がないので来世にすがる)や、川沿いの道路の隣の小さな道に入ると火事で焼けた家がそのまま残っていること、あるいは墓地から姫路城が見渡せる素晴らしい立地も城を守る裏鬼門(北東)としての役割の場所であったなど、見慣れた風景の中にも差別の実態が隠されていることがわかり、とても良い経験になりました。両先生のお話は飾らない中に真の強さと優しさが感じられ感銘を受けました。本日はありがとうございました。

5・人権教育研修を受けて

•Mさんの工場見学

 かつて危険な環境で作業が行われていたことが心に残りました。非常に丁寧な工程で、高品質な製品を作っておられ、そういうところも皮革産業への誇りにつながっていったように思いました。

•T町フィールドワーク

 江戸時代までより、明治以降の方が部落差別が厳しくなったとも言われると言う大垣先生の言葉が気になりました。現在の問題と並行して歴史を学び直す必要があります。以前、加古川東高校の井上先生のご講演をお聞きする機会がありましたが、その時にえていただいたテキストを読み直してみるとかでよろしゅうございますか。「○○はマイノリティーではない」というD先生の言葉や、かつての高木の盛んでいた様子、墓地からの眺めに触れているうちに同和そのものに対するイメージが変わりました。

•T地区フィールドワーク

 バスが通っていた道に沿って建つ家並みが、そのせいで日当たりや風通しの良さと無関係になっているのに気づきました。そういう見方を教えていただかないと問題点に気づけないことを知りました。やはり系統だったとは教育が不可欠だと再確認した次第です。ありがとうございました。

6•本日は貴重なお話、体験談、そしてフィールドワークをしていただき、ありがとうございました。被差別部落が神戸の居住地にもたくさんあり(神戸市のU)、友人もたくさんいました。また、中学校での4年間(長田中学)三田市にもたくさんがありました。そして川西での8年間の中学校(川西中学)、勤務地に革工場もあり、本日のフィールドワークやその後16年間の民間企業での勤務の後、講話では色々と思い出すこと、思い起こす場面や事象があり、とても有意義な時間をいただきました。私学で広告も広く、楽器に1時間しか人権教育に充てる授業しかなくなかなか同和教育に踏み込んでいけないのが現状ですが、今預かっている生徒の中にも対象生徒が必ずいると思うので、問題意識を常に持ち、高めて、日ごろの教育活動に専念したいと痛感いたしました。今回のフィールドワークでまた新しい視点で同和問題を中心とした事象を見ていけることができました。ありがとうございました。

T町内の正楽寺にある太閤井戸

7•本日は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。同和学習に何を「ピントはずれな」と叱責されそうですが、T町での皮革工場見学では、その皆様が脈々と受け継がれてきた『我が地区の誇り.わが産業への自信』と言うことを感じました。今、コロナ禍で世界中が意気消沈している中で、励まされるような思いもしました。ただD先生から、小さな地区に大きなお寺が並んで立っている理由を教えていただいた時に同和問題の根深い悲しみに気づかされました。T地区では住宅が急傾斜危険区域に位置しており、住民が集う場である神社も長年その危険区域にあったと知り、大変驚きました。フィールドワークに参加した日は紅葉も美しい春のような一日でした。平日の静かな町並みを歩いているときの気持ちと住宅の危険度には大きな隔たりがありました。人為的に作為的に作られた部落に生命を脅かされながらここまで生きてこられた方々が安心して生活できるような細やかなサポートが必要だと感じました。また、就職や結婚など大事な節目にいわれのない差別にさらされる人が1人でも少なくなるように、発言していきたいと感じました。大変に重く重要な問題を明るく自然体で語っていただきありがとうございました構えることなく、自分なりに多くを受け止めることができたと思います。

8•本日は貴重なお話をありがとうございました。私自身が関東出身なのですが、恥ずかしながら部落問題に対する知識を持っていませんでした。しかしこちらの学校に赴任し、同僚や子供たちの話を聞いて、姫路の部落問題と人権教育に対する取り組みを知りました。同和地区を訪ねたのは今回が初めてだったのですが、正直な思いを述べさせていただくと、私の出身である木更津とあまり変わらないなと感じました。やはり「差別」と言うのは「知らない」と言う恐れから始まる問題だと改めて感じました。私自身は、学校で宗教について教えており、私自身、カトリックなのですが、小さい頃からそれゆえに偏見や差別を感じることが多くありました。苦しみとは比較できるものではありませんが、姫路地区で教育に携わる身として、子供たちに、人権の大切さとまず「知る」と言うこと、また人の痛みが分かる人に育てられるよう関わっていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。

砥堀二区の急傾斜地にある寺院にて

9•私は下見と合わせて二度地区のフィールドワークに参加し、本当に多くの気づきと発見を与えられました。何よりも今回、C先生とD先生というお二人の地区出身の先生方に講師をしていただいたおかげで、何か表面的な知識ではなく、先生方のこれまでの人生の歩みから導き出された思いや展望に触れさせていただくことができたと思います。お二人ともが同和地区に大きな愛と誇りを感じておられることが伝わってきて、私は大変うれしかったです。もちろんこれまでの人生の中で理不尽な思いや悔しい思い、悲しみも経験されてこられたと思いますがそのような苦難を乗り越えてこられた方々に共通の豊かさと優しさを感じ、先生方から繰り出される言葉のひとつひとつにぬくもりがあり、説得力がありました。お母様が大変な状況の中で、私どもを快くご案内してくださったD先生にはなんとお礼を申しあげたら良いのでしょうか。皮革工場をはじめ、今日は見たこと学んだことを生徒たちに、他の人々に正しく伝えていくこと、差別でこれ以上苦しむ人が1人でもなくなるように、自分なりにできることを精一杯努力していくことが、先生方による兄の素晴らしいフィールドワークとお話に対する恩返しになるかと思います。私の親しい友人のお付き合いされている方が部落出身の方です。彼女に両先生から伺った「人としての誇り」と言う事について伝えたいと思います。地区で生まれ、一生懸命生きてこられた先生方の存在は、私がそうであるように、多くの人々に尊敬と共感の念をもたらし、同和問題をもっと正しく知り、学んでいこう、そして同じ思いの人々とつながっていき、差別のない社会を作っていきたいと言う気持ちを深めてくださいます。どうぞお体をお大切に、これからもご活躍をお祈りしています。本当にありがとうございました。心に残るフィールドワークでした。

10•非常に素晴らしいフィールドワークを本当にありがとうございました。最初の皮革工場のところから、教えられることばかりでした。皮を塩漬けにしているのを見るのは初めてで、その皮をドラム式のような大きな水槽に入れて洗うのも非常に興味深かったです。そしてその出来上がった皮がボールになるというところを実際に見せてもらって有意義でした。お二人とも先生でいらっしゃったと言うことで、説明も知識も凄く勉強になりました。また高木地区が皮革の最古の地であるということも印象に残りました。高木地区のベトナム寺院、そしてベトナム人がたくさん皮革産業の現場で働いていることがわかり、しかもいくつかの家はとてもきれいに改装してあってびっくりしました。また、砥堀の土砂崩れのことがとても心配になりました。なかなかこれを直すことができないことからも、部落差別が終わっていないことを肌で実感しました。T町、T地区とも、家の瓦が立派なところが多く印象に残りました。どちらの先生も非常にパワフルで、私も元気をもらいました。韓国語(朝鮮語)、私も習いたいと思っていたので良い刺激を頂戴いたしました。どうもありがとうございました。ネットフリックスの「愛の不時着」を観ました。


11•本日の研修を終えて、様々な学びがありました。普段、通勤などでT町・T地区を通ることもありますが、通るのみで、「皮革産業の地域だなぁ。あまり行くこともないだろうな」と思っていました。また、これまで自分自身が受けてきた教育の中で、被差別部落と言う問題があってこの近辺ではこういう地区があると言う程度の知識しかありませんでしたしかし両先生のフィールドワークと講義を通して多くの無知があったことを自覚しました。特にお二人はこれまで教員と言う立場で多くの苦労があったと思いますが、「自分の地区に誇りを持って、差別に負けない」と言う教育活動されてきたことに大変感銘を受けました。また地震に置き換えて考えてみると生きづらさを感じると考えて、自分の出自を明かさないと思います。やはり「現代の社会にも同和問題が存在する」と言う意識や雰囲気があるからだと思います。

研修を通して今の私の教員という立場から「本当に生徒に伝えるべき事は何なのか」ということを考えさせられました。ありがとうございました。

12•本日は午前中と午後と誠実に丁寧にご説明、そして、これまでのご経験をお話しいただきありがとうございます。印象に残っておりますのは

①T町の多くの方が皮革という職業に誇りを持っておられること。

②両先生は、地域社会に愛情持っておられると感じました。

 この研修を受けて、心がけたい事は、自分の近くで差別的な発言があったときに、

 本当にそんな考え方でいいんですか?  

 本当にそうなんでしょうか?  

 本当にそれでいいんですか?

とその人に問いかけることができるようにしたいと考えました。そしてそのような人が一人でも増えて差別する人が少なくなるように教育現場でも取り組んでいきたいと思います。最後に重ねて、両先生にお礼と感謝を申し上げます。

三木市立総合隣保館 第8回人権教育指導員研修会

2020年11月14日(土)

姫路 T町・T地区のフィールドワーク感想文集

硬式野球ボールの革

1.きょうはありがとうございました。姫路の同和教育の中心のT町・T地区を歩いて、皮革の歴史等に直接触れることができました。講師先生お二人の部落問題解決に向けた粘り強い活動に頭が下がります。今後ともお元気で人権教育を力強く前進させてください。フィールドワークを通して、自分の感覚が少しアップしたように思います。

硬式野球ボールの革

 コロナ差別やインターネットの差別、米国に見られるような人種差別等々、人と人とが分断するような現代の風潮の中で、長年、引き継がれてきた同和教育の地道な取り組みが消えることなく続けられる環境づくりを官民が力を合わせて作り上げなければなりませんね。お二人のように粘り強く。自分のできることを考えていきたいと思います。

2.今日はありがとうございました。

皮革工場の見学では、真っ白になった皮を見て、その大変さを想像しました。ここまでなめらかに白くするのは大変な作業だろうなと。また、においもあり、夏場などはどうなるんだろうと思いました。

町のフィールドワークでは道の細さ、建物の立っている位置、放置された建物など、町の環境に驚くとともに、部落の共通点を見ました。

今まで頑張ってこられた人々、頑張っている人々がいることに気づき自分の生まれた町、住んでいる街を好きになってほしい。そんな子どもを育てていかないといけないと、このフィールドワークであらためて思いました。きょうはとても良い話を聞かせていただき、ありがとうございました。

3.フィールドワークを終えて

 地区の人が誇りを持って活動されていることを改めて認識できました。その中で高い意識を持って関わろうとすることで差別をなくしていくことになるという言葉が響きました。私自身、今後どのような形で関わりを持つことができるのか、常に意識を高く持っていきたいと思います。

 また教員として同和教育がなかなか前面に出てこない現状を少しでも変えられるよう、同僚の先生へのアプローチをしながら、学校現場で何かしらの取り組みをしていきたいと思います。

 フィールドワークについては、村の中の話を聞きながら歩いてみないとわからないこと、見えてこないことがあり、まだ残る差別の現実を認識し、それに対して、私の周りの地域においても見直し、それに対する自分自身の行動につなげることが大切だと感じることができました。本日は本当にありがとうございました。

4.本日はありがとうございました。皮革工場での見学はとてもわかりやすく、またコロナ禍の影響の話も聞かせていただきました。実際、高木・砥堀の散策ではどのような町、生活環境、現在または過去の人がどんな暮らし思いでいるんだろうと想像できました。

 20代、10代も、もっともっと知って欲しいと思いました。被差別部落の歴史、素晴らしい産業、先人、現在の人の思い、伝えていきたいです。それでこそ今を人を大切にできるのではないかと今日思いました。Cさんの「目に見えるものが全てではない」、Dさんの「誇り・好きをまず大切に」

この言葉が非常に胸に響きました。ご案内ご説明、歴史や思いを研修していただき非常にかけがえのない時間になりました。これからも絶対続けてくださいまた来ます。

5.墓地から見た市内の様子から部落が時の権力者によって意図的に作られたことがわかった。また地区を歩いて部落に共通している道幅の狭さ等々、劣悪な状態が長く奉仕されてきたことも再認識できた。ありがとうございました。

6.本日はフィールドワーク大変お世話になりありがとうございました。部落差別と皮革産業の関わりを初めて知ることができました。牛の皮を身近で見てボールになる工程も興味深く見れました。D先生の高校の教員になったからこそ差別をかわすのではなく、表に出そうと思ったこと。みんなに自分たちは自分の生まれ育った地域に誇りを持って差別解消に向け、全力を注いでいることをお聞きし強く心を打たれました。貴重な研修ありがとうございました。

7.本日のお話を聞いて感じたことですが、ベトナムの方を受け入れた際に皆さんが何の抵抗もなく受け入れることができたと言うことです。自分が同じ立場であったなら、同じ受け入れ方ができたか少し考えてしまいました。今回の研修を通して、少し広い視野を持てるようになりたいと感じました。ありがとうございました。

8.フィールドワークで良くない環境を見て良くない所だと思っても良いが、これから先、今後どうしたら良いのかと考えていくことが大切である。見てそのまま終わったら意味がない。その通りだと思いました部落に住まない、避けるというその意味の中に、差別意識の外に、山崩れや洪水など、環境としての実態から来る意識、評価もあるとの考察、そうだなぁと思った。今後、その改善や公共施設を設けるなどして、差別解消に向けた取り組みをすべきだと考えさせられました。子どもたちの意識を高める、生活圏の中に誇りはあるのかと言う面から育てていくべきとのお考えもなるほどと思いました。比較産業の実態を少しでも考える機会となったこと外国の方との関わる生活実態のこと、これらのことを私自身、今後の研修などに活かしていきたいと考えました。ありがとうございました。

9.本日はありがとうございました。T町・T地区ともにフィールドワークで回らせていただいた事が数回あるのですが、毎回新たな発見があり、学びがあります。T地区は新任の頃にお世話になった場所ですが、当時歩いたムラの中と今では大きく変化しているところもあり、びっくりすることが多かったです。ただ密集していた家や狭い道路などの状況はあまり変わっておらず、この辺を改善していくにはどうしていくべきなのか、また県道の東側には多くの住宅が新しくできており、これから子どもたちの数が増えていくことも予想され、いわゆる教育事業等のあり方や形も考えていく時期なのかと思います。C先生の言われたフィールドワークで「見えるもの」と「見えてこないもの」をしっかりと見極め考えていく必要があると思いました。貴重な機会をいただいたC先生、D先生、そして三木市の皆様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

10.花田校区の担当になり5年目になりますが、初めて地区のフィールドワークに参加できました。ありがとうございました。情報として「空き家が多い」と言うのは知っていましたが、実際に見て感じることができ、「百聞は一見にしかず」を体現したようでした。また先日の三木市のフィールドワークでお世話になった方々をはじめとする三木市の方々と情報交換ができたのもよかったです。T地区のフィールドワークでは、地図の境界線での差別や、差別以外の部分での住みにくさといったところを体感することができました。両先生ありがとうございました。

11.今日のフィールドワークおよび研修会とてもありがたいことだと感じました。いろんな事柄について詳しいお話を聞かせていただいたと思います。皮革工場にまず感動しました。原皮を生まれて初めて見させていただき分厚いものだと知りました。今まで「なめし」と言う言葉をよく聞いておりましたが、今日の資料を読ませていただき、大体わかりましたが、実際に工場を見学してより一層「なめし」と言う事は深められたと思います。製品になっていく過程が見学によってわかってきました。やはり「百聞は一見にしかず」だなと思いました。T町、T地区の文化財や貴重な場所を見学させていただき、いろんなことを学習させていただきました。本当にありがとうございました。

12.本日のフィールドワークはたいへんよかったです。

 T町・・・それぞれの違いがあります。

 T地区・・・その違いは(フィールドワーク)で町内の良さもあるなと感じました。

 皮革工場・・・説明、製造工程を見学できてよかったです。

        ありがとうございました。また、差別は幅が広く奥が深いですね。

13.今日はありがとうございました。自宅から徒歩圏内で行ける工場見学に始まり、T町、T地区とは、私にとっては「近所」なのですが、そこにある数々の「物語」を知らなかった。恥ずかしい気持ちです。こういう仕事について「差別」「人権」について語りながら足元を見ることの大切さを改めて学ばせていただきました。「誇りを持たせる教育」私もそれが大切だと思います。まず知ること、フィールドワークで感じること、この2つが相まって自分事となっていくと思います。これからも自分事として考え、誇りを持って、この姫路の教育に携わりたいと思いました。是非また、姫路の教員とともにフィールドワークをしたいと思います。その際はご協力ご指導をお願いいたします。

SNSを使った人権教育仲間づくり

 近年、SNSを使った人権侵害や差別が横行して困っているとか、いじめや差別といったものがSNSを利用して、拡散しているということをよく耳にします。最新の通信機器を利用して、人権を侵害することが横行するなら、その逆もあり得るのではないかと考えます。折角の「文明の利器」を悪いことだけに利用されてはたまりません。「利器」を利用して、人権教育を考える人を増やし、いじめや差別を駆逐していくことこそ、これからの広がりを考えていく大きな力になるのではと考えます。

 例えば、LINEのトークで人権教育を考えるグループを作り、仲間を増やし、いろいろ意見を交わしていくことにより、人権意識を高めていく仲間が増加していきます。このトークには、悪意のある参加を認めないように注意する必要があるが、それは多くの仲間が監視をしているので、すぐに対応できます。このLINEのトークではテキストだけではなく、写真・動画等もアップできるので具体的な資料を交換でき便利です。

 いろいろな人権教育研究大会で知り合った仲間が、広がりとともに深まっていける。わからないことも質問しあえる。なぜこのことにもっと早く気が付かなかったのかと反省しています。子どもたちにこのSNSが悪物としてだけ思わせ、活用させなくなることを危惧します。SNSが「悪の根源」のように言われていることを正し、利用する人のモラルを高めるためにも、私たちは「良き文明の利器」として活用しましょう。

人権教育のねらい

人権教育と聞くと何か難しい教育というように勘違いされている人も見受けられます。しかし、人権教育というのは何も難しいことをやっているのではありません。普通に考えて、「あれっ、何かおかしいな。あれは差別だな」と感じる感性を養うことにより、「自分は差別はしない」とか「そんな差別はなくさないといけない」というように思える人を増やすための教育なのです。人間は不思議なもので、自分が被害を被った時だけ、差別を感じますが、他人が被った時には、「他人事」で済ませてしまう習性があります。この時に、この他人が、自分であったり、自分の大切な人であったならどうでしょう。やはり憤りを感じると思います。このことを常に根底に置いておきながら、物事に対処していける人々を育てるのが、人権教育なのです。「不合理」を感じ、「憤り(いきどおり)」を感じ、共に考えることにできる人間関係を構築していくための学習です。

 差別にはいろいろあります。「部落差別・外国人差別・男女差別・性的マイノリティへの差別・障碍者差別等々」 それぞれにおいて、自分には関係ないと思えば、それまでです。だが実際の生活の中では、関係なく済ませられることは少ないのです。いま関係ないように思えることでも、いつか自分に関わってくることなのです。だから自分の人生をより良きものにするためにも、しっかりと人権教育を学び、自分の力となるように心がけていきたいものです。

 さあ、これから、少しずつですが、私の実体験をもとに差別について紐解き、多くの人の感性につなげていきたいと思います。

新型コロナウィルス禍と人権

今年、2月早々からマスコミ等で騒がれ始め、3月から全国の小中高等学校・特別支援学校の臨時休業となりました。4月には政府から緊急事態宣言が出され、5月4日には5月末までの延長が決定されました。多くの命が奪われ、多くの人が病魔に苦しめられています。ワクチンも特効薬も確立していません。そんな中、医療従事者や感染者の身内、また感染者の出た職場の同僚などへの心ない差別や中傷が後を絶ちません。差別や中傷をしている人が、逆にその被害に遭うとどう思いますか。今、差別をなくす取り組みを大切にしてきた同和教育・人権教育が重んじられていたなら、どうでしょう。これだけ多くの差別が発生していたでしょうか。そのことを考えると、今こそ人権を大切にする教育を丁寧に実践していく必要があると思います。
差別をしてしまう人は、差別されている人のことは他人事で済ませているから、できるのです。差別されている人と同じ気持ちになると、差別などできません。「明日は我が身」と考え、いつ自分が被害者になるかも知れないことを心の底に置くことで、差別をしなくなります。いつまで続くかわからないコロナ禍。今こそ、声を上げて、人権を大切にすることを訴えましょう。

2019年7月30日 大阪府箕面市教職員現地研修感想文

フィールドワーク「姫路の食肉産業と被差別部落を歩く」 感想文

・今日はありがとうございました。食肉センターの見学では非常に機械化された工場に驚き、そこで働く方々の作業工程の明確さに合理性を感じました。また、皮革工場では間近にある原皮やその匂いに圧倒されながら、興味深さを感じました。どちらの作業にも大切な作業として一つ一つされていることにずっと飽きずに見ることができる興味深さを持ちました。
 フィールドワークでもう一つの地区を回った時に道の細さ、空き家の多さ、建物が低いところにあるところなどが気になりました。その後のお話しで土地への忌避意識のこと、解放学級に参加のことなど、まさにフィールドワークで見た差別の現実が残る中で食肉・皮革のことからフィールドワークをして、考えることができたのはとても貴重な機会となりました。
実は私の両親の実家が加西市と三木市で、親戚が姫路や東条に居てます。私自身は親の転勤の都合でいろんなところにいたので、あまりこちらのことを知らなかったのが事実です。部落問題のことを教職員になってから知り、そこから少しずつ考えることもできるようになってきました。何が差別をなくしていけるのか、しっかりとこれからも考えて実践していけるようにしたいと思っています。ありがとうございました。

・食肉をテーマとした部落問題学習について、食肉センター、皮革工場を実際に見学しながらグルグルと考えていました。
 食肉業、食肉労働に携わる人たちが、不合理な視線にさらされていることに対して、子どもたちと「それっておかしいやん・・・」と考えられる取り組みを考えていきたいと思いました。
 皮革産業のある地区でベトナム籍の人たちが増えているということでムラのコミュニティーとして、どんなつながりを生んでいく仕掛けを考えているのか? これからのまちづくりとしてどういった方向で地区をつくっていくのかということに興味があります。
 もう一つの地区の人為的境界線が衝撃的でした。ああいうことをやられてしまう感覚がヘイトスピーチにもつながっていく感覚だと思えてならないです。

・今日は暑い中ありがとうございました。和牛マスターの食肉工場内の牛の解体はとても感動的でした。施設の清潔さ、安全管理、アメリカ・EUからの規制もあるのでしょうか。びっくりしました。それは何といっても完全なラインの中でオートメーション化された中で、人間が移動せず、牛が順々に動いて、開かれていく様は、その効率の良さと職員の人たちの手さばきに圧倒されました。この姿を多くの人が見たらいいと思います。皮革産業のある地区の現在の様子は、とても興味深く見ました。皮革産業の衰退が残念です。食肉も皮革も部落産業として、その職人の革を伝承すべきと思います。野球のボールが、ここで作られていることも知り、驚きでした。それを持って、多くの人に知ってもらいたいです。
一方、産業のない地区のフィールドワークとその現状もまさに今の部落の実態として、よくわかりました。フィールドワーク中に多く答えて頂いたので、ここでは質問はありません。ありがとうございました。

・今日はありがとうございました。食肉センターがとても衛生的に運営されていたので驚きました。もっとマスコミが取り上げて、多数の人たちの目に触れていけばいいのにと思いました。
 町内のフィールドワークでは何も説明なしに歩いていたら、よくあるのどかな田舎町の風景だなあと思いましたが、危険対策区域がすぐそばにあり、いろいろと難しい問題があることが分かりました。
質問・・・現在ある差別の具体例を教えていただきたいと思います。

・お世話になりありがとうございました。食肉センターの見学は私たちが普段食べている牛肉を見つめなおすきっかけになりました。手作業で素早く解体されていく姿は美しく思っていたものと全く違いました。でも、牛の大きさ、頭を切り落とすのを見ると、牛の命をいただいていることを実感しました。
 皮革工場では、皮の塩漬け作業や毛をとってのばす作業、どこも力仕事で大変そうでした。仕事環境としても厳しい現状がよく分かりました。野球の白いボールを見るたびに作っている人々の苦労を思い出すと思います。自分の目で見て確認すると感じることがたくさんあります。たくさんのことに目を向け、これからも感心を持って生活したいと思います。暑い中、案内していただきありがとうございました。

・本日はありがとうございました。初めて見学させていただきましたので、「おー」「え~」「すごい」の言葉しか出ませんでした。仕事されている方々の技術もとても丁寧で感心させられました。私たちが日頃から喜んで食べているお肉が、このようにして解体されて市場に出回っているのですね。徹底した衛生管理も安心してお肉を食べることができてうれしいです。お肉を食べることが嫌になりそうな所が今回の見学の中に入ってなくてよかったです。
 皮革も野球のボールになるということで、とても興味深く見学させていただきました。
質問・・・あの白い革一枚で野球のボール何個分になるのでしょうか。これから始まる高校野球のボールを見ながら、あの工場で作られたものかしら~と感慨にひたっておきます。
 牛って捨てる所がほとんどないんですね。魚のマグロの解体は人前で堂々とできるのに牛はそうはいかないというのがなんかへんですね。

・差別の現実を聞かさせていただきとてもありがたかったです。職業問題では求人に対してだれも来ない。住宅問題ではすぐに引っ越すこと。空き家が多いこと。皮革産業における生産性の低さや経済的な厳しさなど。
 このようなことをいかに自分事として考えられるか。そして教師としてできることをやっていくか。とても大切なことだと再確認できました。
 二学期は実践する学期だと考えていたので、多くの学級で部落問題学習に取り組めることをめざして動いていきたいと思います。
 今日は貴重なお話を聞かせて頂いたり、フィールドワークに取り組んでいただいたりして、本当にありがとうございました。